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2011年度決算の反対討論

12日が議会の最終日でした。最終日の本会議で、決算についての反対討論をしましたので、以下に記載します。


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生活者ネット・市民の声・ふくしフォーラムを代表して、2011年度一般会計ならびに国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療の各特別会計の決算の認定に反対の立場から討論します。

2011年3月11日に大きな震災・津波が起き、それに伴う原発事故の影響もあって、私たちの暮らす社会はどうあるべきか、改めて考えさせられながら迎えたのが2011年度でした。
住民にとってもっとも身近な基礎自治体である練馬区は、こうした大きな社会の転換を敏感にとらえ、今まで以上にひとりひとりの住民に寄り添った施策を考えていかなければなりませんが、それが十分とはいえません。

震災直後に練馬区は、光が丘の小学校跡施設の教室を開放して東北地方の被災者の受け入れをするという形での支援をおこないました。今でも164世帯438人の方が練馬区内で避難者登録をして生活をしていますが、その方々への支援は郵送でのご案内にとどまっています。震災直後だけ避難所開設などに動き、継続的な支援が十分でないという区の姿勢は大きな問題です。

東北地方はいまだ復旧・復興にはほど遠いのに、震災から時間がたつにつれ風化していき忘れられていくのではないかと、東北の人は辛い思いをしています。多くの区民の方々も、「被災地を忘れてはいけない、自分たちに少しでもできることがあれば」と今でも心を痛めています。練馬区はそうした区民の思いや東北の人たちの気持ちをくみ取り、引き続きの支援と区民への情報提供を工夫していかなければなりません。また、区内に住む避難者の方々が初めての練馬の地で、少しでもつらい思いをせずに暮らせるように、アウトリーチによる個別相談や避難者同士が交流するための居場所作りなど、もっと積極的な働きかけをすべきですし、放射線量の高い地域のこどもたちの「保養」などのとりくみもすべきです。

今回の震災を受けて、練馬区では地域防災計画の見直しが進められていますが、災害時に緊急体制の中で後回しにされがちな、こどもや女性、高齢者など弱い立場にある人への対応は特に、震災が起きていない平時にしっかりした準備をしておく必要があります。しかし、災害ボランティアセンターの具体的な内容や福祉避難所のことなど、災害時の福祉的ケアについてはいまだ十分な対応が図られておらず、早急な改善が必要です。

また、リーマンショック以来、深刻さを増してきた生活困窮のことが、あまりに大きな震災の被害の陰に隠れてしまいがちになってしまったのも2011年度でした。
しかし、状況は少しも改善されたわけではありません。震災への対応、今後の備えに今まで以上に力を入れる一方で、今まであった生活のなかの困りごとのことも忘れてはなりません。

関越高架下に高齢者センターやリサイクルセンターを作る計画は、事実上頓挫しています。高速道路の高架下に建物を作ることによる安全性や周囲の環境に与える影響への懸念は、東日本大震災という大規模な地震を目の当たりにしてさらに強まるばかりです。関越高架下に建物を作ることに固執して調査費などにこれ以上お金を使うことなく、新たな場所での高齢者センター・リサイクルセンター整備を検討し、高架下活用についてはゼロから地域住民と話し合うべきです。

地域住民置き去りのまま計画を進めようとする練馬区の姿勢は外環の2の経過にも見られますが、まちづくりは、その地域に住む住民が豊かなコミュニティを作ることを行政として支援していくという視点でおこなうべきです。

区民が安心して継続した医療を受けられる環境をつくること、区民が安心して公共施設を使うこと、そんな当然の区民生活を守る視点の欠如が、日大病院問題や区立施設の検査済み証未取得・仮設建築物の問題を引き起こしたといえます。

高齢者が人権を守られ、地域で安心して暮らすための基盤作りも十分ではありません。高齢者の虐待への対応は、地域包括支援センターが中心となって継続的な支援と必要な場合の措置制度の活用がおこなえるよう、人的な体制の充実を図るべきです。また、第5期の介護保険の中で訪問介護の生活援助の時間短縮や通所介護の時間変更がおこなわれたことについて、高齢者の生活にどのような影響を与えているか、悪影響は出ていないのか、区として責任を持って実態を把握していかなければなりません。

厳しい経済情勢を背景にして、国民健康保険の資格証発行世帯が年ごとに増えています。経済的に苦しい状態に置かれた人は、職場環境・住環境も厳しく、生活が追い詰められてしまいがちです。さらに医療の面でも追い詰められることのないよう、国民健康保険の窓口を手がかりに生活改善が図れるような丁寧な対応を求めます。

以上、特に早急に対応すべき具体的な課題を指摘し、強く改善を求めて、反対討論といたします。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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