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一般質問⑥ 周産期医療


お腹の赤ちゃんを亡くしてしまった区民の方からのお話をもとに質問しました。ぜひ読んでください。

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(かとうぎ桜子)
周産期医療について伺います。

先日、区民の方から、妊娠中の体調の急変によって胎児が命を落としてしまったというお話を聞きました。
その方は区内在住で、区外にあるご実家で出産の予定でした。妊婦健診も、ご実家の近くの病院で受けていたそうです。

ところが妊娠29週後半だった今年の4月下旬、上のお子さんを区内の保育園に連れて行く途中に突然破水してしまい、周りにいた人に救急車を呼んでもらいました。
救急車はすぐに来たものの、それから1時間もの間、搬送する病院が見つからなかったそうです。出産する予定だった実家近くの病院は、緊急時に行くには遠すぎて行くことができませんでした。結局荒川区の病院まで搬送されることになったそうです。

破水直後は少量の出血だった状態が、搬送先を探すのを待つ間に出血量が増え、荒川の病院についた時には母体も危険な状態でした。輸血などの処置によってお母さんの命は助かったものの、赤ちゃんは命を落としてしまいました。
搬送できる病院を探す1時間の間には、順天堂練馬病院、練馬総合病院を含め、杉並区、板橋区といった近隣にある病院15か所に受け入れを断られてしまったとのことです。もっと早く搬送先が見つかり、早い処置がなされていれば、と悔やまれてなりません。

今、区内で出産できる医療機関は限られており、6割以上の方が区外で出産をしています。妊娠中に体調を崩したり突然破水するということは当然あり得ることで、その際に緊急で受け入れられる病院は絶対に必要です。区外で出産予定の方も含めて、妊娠中の緊急時に受け入れができる体制がなければ困るのです。

まず、今回のケースについての区の考え方をお聞きします。
今回、順天堂練馬病院および練馬総合病院が受け入れられなかった理由を区としてはどのように聞いているのでしょうか。ご説明ください。

また、今回は練馬光が丘病院への搬送ははじめから検討されていなかったようです。その理由を区はどう考えているのでしょうか、お聞かせください。

次にNICUの体制について伺います。
今回のように突然破水するなど、予定より早い出産になる場合、新生児の受け入れをするNICUの体制が必要です。NICUの整備について、区は今までの議会の中で、当面は近隣の地域で高度な小児医療を行っている病院との連携が必要であり、そして将来的には順天堂や練馬光が丘病院のソフト・ハード面の拡充の中で対応する必要がある旨の発言をしています。

しかし、今回の場合は、練馬区内の病院だけではなく、杉並や板橋といった近隣区の病院でも受け入れができなかったのです。これは、練馬の近隣も含めて十分なNICUの体制が取れていないことを示すものであるといえます。早急に区内の中核病院で妊婦の急変時の受け入れ態勢とNICUの整備をすべきです。練馬光が丘病院の産科の緊急受け入れ態勢を早急に整備すること、順天堂練馬病院の増床時には確実にNICUを整備することを求めます。区のお考えをお聞かせください。

今回私に経験を聞かせてくださったお母さんは、命は助かったものの、いまだ体調が回復しない状態と聞いています。
また、すでに名前をつけて誕生を待っていた娘さんの命が助からなかったことを深く悲しんでいらっしゃいます。練馬区はこのようなことが起きた事実を重く受け止め、周産期医療の充実に取り組んでいただきたいと考えます。改めて、区のご決意をお聞きします。

(地域医療担当部長)
安全な周産期医療を提供するために、東京都では、出血性ショックなどにより、緊急に救命処置を必要とする妊婦の受け入れ先が決まらない場合には、都内4カ所のスーパー総合周産期センターが受け入れを行う母体救命搬送システムを運用しております。

また、そこまで重症には至らない母体搬送については、都内ブロックごとの総合周産期センターが搬送受入れおよび搬送調整役を担っており、周辺では、帝京大学医学部附属病院、日本大学医学部附属板橋病院が指定されております。さらには、消防庁内に配置された周産期搬送コーディネーターが都内全域を対象に搬送調整する仕組みとなっております。

ご指摘の事案も、この体制の中で、調整が行われたと思われますが、個別の事案について消防庁をはじめとする関係機関から情報提供を受けることは、個人情報保護の観点などから困難であります。また、仮に区がその経過を知り得たとしても、同じく個人情報保護上、詳細を明らかにすることはできません。

東京都では、リスクのある妊婦・出産への対応を強化するために「東京都周産期医療体制整備計画」に基づき、東京都全域でNICUの増床に努めているところです。

区においても、診療報酬の算定を満たすNICUが区内に1床も無いことから、その整備の必要性は十分認識しております。このため、3月に策定した練馬区地域医療計画においてNICUの確保や地域周産期母子医療センターの整備に向けた検討を行うこととしております。順天同練馬病院の拡充、練馬光が丘病院の建替えなどの機会を活用し、機能強化に努めるほか、周辺医療機関との連携を推進し、周産期医療の充実を図ってまいります。

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議会の答弁という公式の場で、個別の例について具体的な見解を述べることが適切かどうかは難しいところですが、少なくともこういうケースが起こっていたということを区はしっかり受け止めてほしいと思います。

私の話は、赤ちゃんを亡くされたお母さんご本人から聞いた話で、議会で話すことも承諾をいただいたものです。
お話によれば、最初は区内の病院にも搬送の依頼をしたようですから、最初は区の言う「スーパー総合周産期センター」に行く状態ではなく、一定規模の設備を持つ病院で受け入れ態勢さえとれれば受け入れられる状態だったのではないでしょうか。

また、近隣区も含めて15か所の病院に断られたということですから、区が名前を挙げている日大や帝京大学病院なども、ちょうど満杯だったか何らかの事情で受け入れることができなかったのでしょう。


こうして妊娠中に破水をしたり、体調を崩すことは当然あり得ることで、そのときにすぐに妊婦さんを受け入れて出産をサポートし、予定より早く生まれた赤ちゃんをケアできる体制を区内に早急に整備しなければ、このように近隣区にある病院でも受け入れられないということが起きてしまうのではないでしょうか。

このままでは、区民の皆さんが安心して妊娠中の生活を送ることができません。

区は、「都の計画」と言うだけではなく、主体性を持って都や病院と協議すべきです。
早急な体制の整備を求め続けたいと思います。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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