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9月7日区政報告会を行いました。
9月7日(土)区政報告会をおこないました。
前半の1時間は6月の議会で私が質問した内容のご紹介、後半はTPPについて意見交換しました。
私は一般質問で7項目の質問をしましたが、報告会に参加いただいたみなさんに「特に聞きたい項目」にシールを貼っていただいて、上位3つの説明をしました。生活保護のこと、精神科の医療のこと、災害時の福祉対策のことです。また、周産期医療のことは当事者のお声のあったものでもありますので、ぜひ皆さんにも聞いていただきたいと思い、説明しました。
(私の議会での発言の詳しい内容については、赤字になっているところをクリックしていただけると、過去のブログが開きますので、そちらをご覧ください。)
ご参加いただいた方の中には、精神障害者の家族という立場でご発言くださる方や、小学生のお子さんのいらっしゃるということで、学童クラブの待機について発言された方もいらっしゃいました。

参加者の皆さんに書いていただいたアンケートには、「精神科医療は入院できるベッドがあれば充実しているとはいうわけではなくて、地域で支える体制が必要なのだと初めて知った」「練馬区に一般病床が少ないことを知らなかった」「学童クラブも保育園のように待機があるということは知らなかった」という風に書いてくださった方もあり、区政について区民の皆さんからの情報提供もある中で課題を共有できたことも有意義だったと感じました。
後半は、TPPについての意見交換の時間にしました。
私の報告会などにときどき参加してくださっている区民のMさんが、TPPに関心を持って、ご自身で情報収集をしたり、実際にTPPについて考える集まりに参加するなどされていて、「TPPは生活に深くかかわることなのに、多くの人が実態を知らず、情報公開も十分にされていないのは問題だと思う。話し合える場を作りたい」というご意見をいただきました。そこで今回、Mさんに情報提供者としてご発言いただき、他の参加者の皆さんと意見交換しました。
TPPは食品の安全や医療、健康施策を充実するために作られてきたルールを、他の国の基準にあわせて緩和しなければならなかったり、企業が不利益を被ったと政府を訴える可能性に備えなければならなくなります。
具体的な交渉内容は情報公開されないという問題もありますが、懸念されていることとして例えば、
・日本の健康保険制度の範囲に入らない全額自費の診療が増えるのではないか
・日本では今は医療法人や社会福祉法人など非営利団体が病院を運営しているけれど、営利企業にも門戸を広げることになるのではないか
・上記2点が相まって、お金持ち対象にした利益の上がるものばかりが優先されて、低所得の人の医療だとか、難病のように患者が少なくても研究が必要だというような「儲からない医療」が遅れるようになるのではないか
・食品の安全に関して、添加物や遺伝子組み換えなど消費者が安全の判断をする規制が緩和されたり、表示の基準が緩和されて、安全な食品を選択することができなくなるのではないか
・たばこの害をたばこのパッケージに記載することを義務付けるなど、売る側の立場からは売れなくなるようなルールは、「不利益を被る」と企業が政府を訴えて、撤廃される事態になるのではないか
などの課題が指摘されています。
こうしたお話があり、参加者から「それでもなぜあえて政府は参加しようとするのか。何かメリットがあるからなのではないか」という疑問の声があがりました。
私にはデメリットのほうが多いように見えるので、本当になぜ参加しようとするのかが理解できませんが、あえていうならば「グローバル化に対応するためには共通ルールの交渉に参加したほうがいいだろう」ということでしょうか。実際にはアメリカ追従のようにしか思えませんが。
これだけ私たちの生活に密着した課題であるのに、基本的な課題を知る機会すら十分にないのは本当に問題だし、今後も継続的に私たちにできる活動を考えていこうと話し合いました。

いつも、2時間の区政報告会で、1時間半ほど私からの区政報告をし、質疑・意見交換という形をとっていますが、今回初めて1時間区政報告、1時間テーマを特化した課題の情報提供、という形をとりました。
こういう形態のほうが、私以外の方からの課題の提案も聞くことができ、充実した時間になるように思いました。
今後も、ご参加いただいた方からの課題提起という形を工夫していきたいと思います。
前半の1時間は6月の議会で私が質問した内容のご紹介、後半はTPPについて意見交換しました。
私は一般質問で7項目の質問をしましたが、報告会に参加いただいたみなさんに「特に聞きたい項目」にシールを貼っていただいて、上位3つの説明をしました。生活保護のこと、精神科の医療のこと、災害時の福祉対策のことです。また、周産期医療のことは当事者のお声のあったものでもありますので、ぜひ皆さんにも聞いていただきたいと思い、説明しました。
(私の議会での発言の詳しい内容については、赤字になっているところをクリックしていただけると、過去のブログが開きますので、そちらをご覧ください。)
ご参加いただいた方の中には、精神障害者の家族という立場でご発言くださる方や、小学生のお子さんのいらっしゃるということで、学童クラブの待機について発言された方もいらっしゃいました。

参加者の皆さんに書いていただいたアンケートには、「精神科医療は入院できるベッドがあれば充実しているとはいうわけではなくて、地域で支える体制が必要なのだと初めて知った」「練馬区に一般病床が少ないことを知らなかった」「学童クラブも保育園のように待機があるということは知らなかった」という風に書いてくださった方もあり、区政について区民の皆さんからの情報提供もある中で課題を共有できたことも有意義だったと感じました。
後半は、TPPについての意見交換の時間にしました。
私の報告会などにときどき参加してくださっている区民のMさんが、TPPに関心を持って、ご自身で情報収集をしたり、実際にTPPについて考える集まりに参加するなどされていて、「TPPは生活に深くかかわることなのに、多くの人が実態を知らず、情報公開も十分にされていないのは問題だと思う。話し合える場を作りたい」というご意見をいただきました。そこで今回、Mさんに情報提供者としてご発言いただき、他の参加者の皆さんと意見交換しました。
TPPは食品の安全や医療、健康施策を充実するために作られてきたルールを、他の国の基準にあわせて緩和しなければならなかったり、企業が不利益を被ったと政府を訴える可能性に備えなければならなくなります。
具体的な交渉内容は情報公開されないという問題もありますが、懸念されていることとして例えば、
・日本の健康保険制度の範囲に入らない全額自費の診療が増えるのではないか
・日本では今は医療法人や社会福祉法人など非営利団体が病院を運営しているけれど、営利企業にも門戸を広げることになるのではないか
・上記2点が相まって、お金持ち対象にした利益の上がるものばかりが優先されて、低所得の人の医療だとか、難病のように患者が少なくても研究が必要だというような「儲からない医療」が遅れるようになるのではないか
・食品の安全に関して、添加物や遺伝子組み換えなど消費者が安全の判断をする規制が緩和されたり、表示の基準が緩和されて、安全な食品を選択することができなくなるのではないか
・たばこの害をたばこのパッケージに記載することを義務付けるなど、売る側の立場からは売れなくなるようなルールは、「不利益を被る」と企業が政府を訴えて、撤廃される事態になるのではないか
などの課題が指摘されています。
こうしたお話があり、参加者から「それでもなぜあえて政府は参加しようとするのか。何かメリットがあるからなのではないか」という疑問の声があがりました。
私にはデメリットのほうが多いように見えるので、本当になぜ参加しようとするのかが理解できませんが、あえていうならば「グローバル化に対応するためには共通ルールの交渉に参加したほうがいいだろう」ということでしょうか。実際にはアメリカ追従のようにしか思えませんが。
これだけ私たちの生活に密着した課題であるのに、基本的な課題を知る機会すら十分にないのは本当に問題だし、今後も継続的に私たちにできる活動を考えていこうと話し合いました。

いつも、2時間の区政報告会で、1時間半ほど私からの区政報告をし、質疑・意見交換という形をとっていますが、今回初めて1時間区政報告、1時間テーマを特化した課題の情報提供、という形をとりました。
こういう形態のほうが、私以外の方からの課題の提案も聞くことができ、充実した時間になるように思いました。
今後も、ご参加いただいた方からの課題提起という形を工夫していきたいと思います。
- 2013-09-12
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