Entries

①人事 ②助成金と協働について ③今日の活動 ④ホームレス支援

①人事


先週ずっと話し合っていた人事について、月曜に正式に決まりました。議長・副議長が決まり、委員会が決まり、委員会ごとに委員長・副委員長が決まり。


まだ人事ばかりだけど、この1週間議会に参加してみて思うのは、議会というのはいろんなことを詰めた後に行うセレモニーみたいなもんなんでしょうね。いつでも卒業式のような儀式的な雰囲気が漂っています。


区民生活の実情がどうかなんて、議会の話し合いで分かるわけもなく、日頃の区民の皆様との話し合いや、行政の実情が区民の生活にちゃんとマッチしているのかという調査を日々積み重ねて、その結果を皆に公開する場として議会があるんでしょうね。


この前山口でshin1さんと話しているとき、「6,9,12,2月に議会があるんだよ」と言ったら、「なんだかお相撲さんみたいだね」と言われましたが、「お相撲さんは場所がない時は稽古をしているんだろうけど、議員は場所がない時は何をしているんだろうなあ」としみじみ思いました。


きっとそういうときに区民の皆さんにお会いして、実態を調査したりそれをまた皆さんに報告したりできるんだろうなと考えました。


確実にノルマがあるわけではなく、自分の裁量の中で、いっぱい仕事をしてもそんなにしなくても時間をある程度自由に使える。それでお給料をもらって良いんだろうかと思いますが、どういう仕事をしてきたかは4年後にまた再評価される、という仕組みになっているわけですね。


 


月曜日、まず議長・副議長の選挙がありました。普通の選挙と同じように紙が配られるから、議長にしたい人の名前を書いて呼ばれた順に箱に入れるんだよ、と教えて貰いました。


議長は第1党、副議長は第2党から選ばれます。前もって「自民党からこの人、公明党からこの人を議長・副議長にしたいと考えている」ということを幹事長から教えて貰います。


民主党としては、与党と完全に対立するように自分の会派の人の名前を書くべきかどうか、話し合いました。でも、対立することが最終目的ではなく、目指すところはより良い練馬区を作ることだし、第1党第2党から選ばれるというのはある意味フェアなことなので、自民党・公明党の方を承認する形にしようと決まりました。


さて、卒業式のような厳かな雰囲気の中で投票用紙が配られます。なんだか、試験の時みたいな感じだから、まだこの紙に触ってはいけないんだろうか、と思いながら、説明の声を聞いていました。


すると突然「では呼んだ順に投票してください」と名前が呼ばれ始めます。皆、投票用紙をささっと折り曲げて投票していく。私の順番は4番目。


あれ?あれ?皆いつの間に書いたんだろう・・・。あたふたするうちにすぐに私の名前が呼ばれる。もういっそのことこのまま出してしまおうかという気分になるけれど、さっき会派の会議で「会派として決めたことをちゃんと守りましょう」という話し合いをしたばかりだから、このまま白紙で出しちゃだめだ、落ち着くんだ私、と言い聞かせる。


ちょっと一呼吸おいて投票用紙を見ると「氏名」と書いてある。


氏名?


動転している私は「誰の氏名だろう…」と考えた。普通、氏名と書いてあるところに書くのは「加藤木桜子」という自分の名前でしょう。うーん、待てよ、落ち着け、これは投票用紙だ。無記名の投票だと言われたじゃないか。ここには自分の名前を書くわけじゃないぞ。


かくして、何とか無事に議長候補の名前を書いて、投票を済ませたのでした。


しかし、慌てて自分の名前を書かなくて良かった。危ないところで、「議長に加藤木桜子の名が1票入りました」という記録が残るところでした・・・。


今日は起立して承認の意志を示す場面が何度かあったんですが、前もって会派の幹事長から「加藤木さん、今日は投票はないけど、起立があるからね。起立と言われたら立つんだよ」と教えていただきました・・・。大丈夫です、もう失敗は繰り返しません・・・。


 


②助成金と協働について


なかなか書けなかった、「福祉のまちづくりパートナーシップ」助成金の公開審査について。


6月2日(土)、区役所で行われたものに、ほんのちょっとの時間ですが参加しました。書こうと思ってだいぶ時間が経ってしまいましたが、前に書いた女性センターのイベントに参加した後だったので、時間がだいぶ遅くなり、その後川田とらおさんの会も控えていたために30分くらいしか見られなかったのですが。


区の福祉部と練馬まちづくりセンターがやっているもの。区内の団体で、まちづくりに関係する活動をしたいと思っているところが申請して公開審査を受ける。申請書の作り方や公開審査のプレゼンテーションの方法なんかも一緒に考えていきましょう、とまちづくりセンターが呼びかけています。


私はNPOで働いていて、助成金に申し込もうかと考えたこともあるし、逆に市民団体がやっていた助成金の予備審査員になったこともあったんですが、そうやって当事者になるときにはあたふたしていて見えなかったものがちょっと見えた気がしました。


判断の基準は、「それがまちづくりに使われるものなのかどうか」「特に練馬区に対して効果が出るものなのかどうか」というところであって、決して審査員が気に入るかどうかではないんだなということでした。


助成を受けられないと決まった団体と審査員達とで厳しいやり取りもあったようですが、決して活動そのものが否定されているということではなく、その助成金の目的とマッチしているかどうかというところなんでしょう。


市民団体が助成金に応募をする効果として、助成を受けられるかどうか以上に、自らの活動の意義を一度客観化するという効果もあるのかもしれないと思いました。


8人の審査員がいて、過半数が「助成したい」と言ったら助成を受けられる仕組みです。


前回のブログに「協働」の話でちらっと書きましたが、この助成の目的は、「パートナーシップ」という言葉からも分かるように、区民と行政が一緒になってまちづくりをしましょうという協働の意味がこめられているんだと思います。


ただ、少し気になっているのは、審査員8人のうち行政が2人というところ。


上に書いたように、審査の仕方はとても公平だと思います。でも、協働であるべきものの審査に2名も行政サイドが入ることで、どうしても選ぶ側・選ばれる側という対等ではない関係が生まれてしまうのではないかという気がするのです。


③今日の活動


今日は、大泉学園地域の福祉の集まりに参加。以前から傍聴させていただいていた集まりです。婦人保護施設や障害者施設の厳しい現状を色々とお聞かせいただきました。改めて施設に訪問して、詳しい状況のレポートを作りたいと思っています。


④ホームレス支援


今日の区長の所信表明で言われていましたが、大泉学園高校の跡地をホームレスの支援施設にする計画があるんだそうです。


私が、安月給のNPOで働き始めてしまった大きな理由に「あしがらさん」というホームレスのドキュメント映画との出会いがありました。ホームレス生活から脱出したおじいちゃんの映画なんですが、そのおじいちゃんが新宿で生活を始め、その地で通っていた高齢者デイサービスがとても素敵だったので「働かせてください」と押しかけていって私の安月給生活が始まったのです・・・。


ホームレスの地域移行支援が始まった年にあしがらさんと出会い、その映画の上映会を学校の文化祭で行いました。以来ホームレスが比較的多い新宿で働いていた期間が長く、直接的にではないけれどどちらかというと私はホームレス支援の立場にいます。練馬での活動を始めたとき、最初に思ったのは「練馬にはホームレスはいないのかしら・・・」ということでした。


区の人に聞いたら、やはり練馬はあまりホームレスはいない模様。それがまた不思議なことにホームレス支援施設がやって来る、しかも私の地元・大泉学園町に・・・ということで、よっぽど私はホームレスに縁があるらしいとしみじみ思っています。


高校跡地の近くは小学校等が多く、お子さんを持つ親御さんは不安も感じているようだし、話が本格的になれば反対運動なんかも起きてしまうのかもしれません。


なかなかデリケートな問題ですが、私の立場としては、また「あしがらさん」の上映会なんかをやって、地域住民の皆さんとともにホームレス支援について考える機会を作ってみたいなと思っています。まだ私の中で思いついただけで、具体的な話ではありませんが・・・。


ホームレスは家がない、職がないというだけではなくて、周りからの冷たい目によって社会から排除されているという辛さがあります。物理的にホームレス状態から救い出して屋根のあるところに入れても、地域から排除されているのでは根本的な問題解決にはなりません。


「恐れ」という殻にふさがれている中で意識せずに私たちの中に起きている「差別意識」に向き合う良い機会なのではないかと私は思っています。

0件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://sakurakohappysociety.blog56.fc2.com/tb.php/74-a8a537a4
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

過去ログ