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予算の質問⑦ 保育所

今回の子育て制度の改定では、保育所を利用する人はまず保育の必要性の認定を受け、そのうえで申し込むという形になります。実質的には保育課に同時に申請できるので、申し込む人にとっての手続きは変わらないのですが、考え方としては介護保険で要介護認定を受けてから介護サービスを利用するというのと似た手順になります。

そして、保育ママや小規模保育などについても「地域型保育事業」として制度の中に位置づけられるという点が変わります。様々な保育サービスがすでにあるので、その質の向上を図る必要があると思います。
しかし、東京都が独自に作っていた認証保育所については制度内に位置づけがされませんでした。これもきちんと位置付け、継続性と質の向上を図る必要があると指摘しました。


(かとうぎ桜子)
地域型保育事業運営経費について伺います。

区の条例では、小規模保育事業B型では、保育士資格を持つ従事者が6割以上、定員19名以下の事業所内保育では5割以上ということです。
まず、事業所内保育については、小規模保育事業B型と比べて、保育士の資格の割合が少なくていいのはなぜなのかを、聞かせてください。

(保育課長)
事業所内保育については、新年度、初めて国の制度となりまして、練馬区でも取り入れるものです。
一方、小規模保育につきましては、現在のスマート保育を移行させるものです。

スマート保育については、現在、保育士割合を6割以上としております。この割合を下げることなく移行させるために小規模保育については6割以上といたしましたけれども、事業所内保育については、今の区でやっている制度でないものですから、国の基準に従って5割と設定したものです。

(かとうぎ桜子)
事業所内保育に関しても基準の引き上げをしていってほしいと思いますので、しっかり来年度から始まる事業の中身を検証しながら、事業所の方ともお話し合いを進めていっていただきたいと思います。

それから、現在の実情として、小規模保育で保育士資格のない人の割合はどのぐらいなのか、お聞かせください。

(保育課長)
ご質問と逆の答え方をさせていただきますけれども、保育士の資格を持っている方の割合としましては7割から10割でございます。

(かとうぎ桜子)
では、保育士の資格を持っていない方は3割か、全員持っているかという間でそれぞれの事業所が推移しているということかと思います。

子どもの保育をする際に、保育士としての知識を身につけて対応することはとても重要なことだと思います。子どもの発達段階に合わせた対応を適切に行うことが、施設内での虐待であるとか、事故の防止にもつながると思いますし、子どもや家庭に対する適切なケアにつながるからです。

まず、保育士資格を持っていない人が保育の仕事に入るに当たっての研修体制はどのようになっているか、お聞かせください。

(保育課長)
新しく小規模保育の職場で働くためには、一定の研修を受けなければなりません。
安心こども基金の子育て支援対策臨時特例交付金の運営についてという国の通知がございます。その中で、安心こども基金管理運営要領というものがございまして、小規模保育運営支援事業についての定めがございます。

その中で、保育士以外の保育従事者になるためには、家庭的保育事業ガイドラインがあるのですが、そこに定める基礎研修を修了する必要があると定められているものです。

その家庭的保育者研修ですけれども、概要、乳幼児の発達心理、食事と栄養、家庭的保育の環境整備、保護者への対応、子どもの虐待等々、21時間以上の研修を受けることになっております。

(かとうぎ桜子)
まず、この仕事につくに当たって、基礎的な研修は必ず受けなければいけないということが定められているということかと思います。

この研修が終わって実際に現場に入る中で、継続した研修をしていくことや、また、保育士の資格を取得するための支援も必要かと思いますけれども、その点についてはどのように取り組んでいるか、お聞かせください。

(保育課長)
先ほどの研修を受けて、2年目以降の話ですけれども、現在、今ある、例えばスマート保育等については、それぞれの事業者で研修をやったり、工夫しているところですけれども、新年度になりましたら、家庭的保育の保育者に対して私どもがやっている研修がございます。
例えば、平成26年度でいいますと、「子どもの発達に沿った遊具について」等々の研修をやっています。そういったところにお声をおかけするとともに、そのほか、区で多数の研修をやっております。そういったところにもお声をかけて、ご出席いただこうかと考えているところです。

もう一つ、資格取得ですけれども、保育士資格を持たない保育従事者については、資格取得の支援事業を現在もやっておりまして、そういったことに今後も声をかけて、資格取得を目指していただきたいと考えています。

(かとうぎ桜子)
事業所ごとのご努力もあると思いますけれども、区としてきちんとサポートする体制をとって、小規模保育をより安心して利用できる体制の整備を進めていただきたいと思います。

次に、認証保育所経費について伺います。

今回、変更になる子育て制度では、認証保育所については位置づけがされていないため、認証保育所を利用する方、事業にかかわる方とも、今後について心配されています。

文教児童青少年委員会では、今までも国に対して制度への位置づけを働きかけてこられた。都も認証保育所への支援は継続する方向性であるという答弁があったかと思いますけれども、現状では、制度の中に位置づけられていないままで、再来年度以降も事業が継続できるか、先の見通しが立たないというご不安はあると思います

間もなく新制度が開始されるという現状の中で、最近の都や国の動きについて、どうなっているか、また、区としてどう考えているか、お聞かせください。

(保育課長)
東京都におきましては、認証保育所について、今後も支援していくと言っているところです。練馬区としても、引き続き、支援を継続してまいります。

(かとうぎ桜子)
区として、主体的に認証保育所への支援はどういったあり方があるか、今のようなさっくりとしたことではなくて、見解をきちんと示していっていただきたいと思います。

新制度の趣旨が、小規模保育も含めて、保護者が状況に応じて選択しやすいものにしていくというものであるならば、認証保育所をきちんと位置づけていくことも必要だと思いますし、その中で、それぞれの保育所の質の向上を図っていくことや利用料金が高いという課題への対応など、解決すべき点もまだあるかと思います。その点については、どう取り組んでいくか、お聞かせください。

(保育課長)
まず、質の問題でございますけれども、先ほども小規模保育のところでご説明しましたけれども、区、東京都、特別区でさまざまな保育士向けの研修をしております。

そういった中に、今もお声をかけさせていただいておりまして、今現在の状況でございますけれども、認証保育所の方も延344人ご参加いただいております。
こういったことを今後も続けるとともに、認証保育所にお勤めの方で保育資格を持っていない方については、保育士資格の取得の支援をやっていきたいと考えているところです。

また、利用料金についてでございますけれども、今回、この4月に向けては、認可保育所の保育料は最低限の改正だけさせていただきました。
今後、保育所、幼稚園、それから、新しく創設します練馬こども園といった保育所については、その整合性を図るべく検討することになっております。認証保育所の保育料につきましても、そういった中で検討してまいりたいと考えています。

(かとうぎ桜子)
ぜひ、認証保育所を利用されている方や現場の方の声も聞きながら、改善を進めていっていただければと思います。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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