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大阪その6―新世界


長々と続いてしまいました、大阪旅行記がようやく今回で完結です。


13日、けま喜楽苑見学の後、午後の時間がぽこっと空いてしまいました。特に何も考えてなかったけれど、帰るまでにまだ時間があるので・・・


そうだ、大阪ってホームレスが多かったよな、とふと思いついて、「新今宮駅周辺に行ってみては」というアドバイスを、大阪ボランティア協会の白井さんからもらって、ひょいと出かけました。


ここはほんとに無計画に行ってしまったので、電車を降りたら見えた通天閣に惹かれて、そっちにフラフラと歩いていってしまい、後でよく調べてみたらホームレスが多い「あいりん地区」は逆側だったと気づきましたが・・・(^^;


ところで駅を降りて、なぜ私が通天閣に惹かれて行ったのかというと・・・


この長い一連の旅行記の2回目にチラッと書きましたが、私は大阪へ行くのはたしか6年ぶり。6年前の参議院選挙でハンセン病の元患者さんの選挙を手伝い、終わってホッとして、高校の友人と一緒にユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に行くために出かけたのです。そのときもUSJ以外については無計画で、「なんか大阪らしいものを見ねば」と通天閣の駅に降りたのです。


6年前の私は大学3年生で、国文学を勉強していて、ホームレスのことは良く知らなかった。新宿駅なんかで「目には入っていた」のだろうけれど、「しっかりと見て」はいなかったんだと思います。だから問題意識はなかった。


そんな私が何も分からず通天閣に向かう道々、何ともいえない独特な街の雰囲気に「??」という気持ちになったのでした。何か、うまくは言葉にできないんだけれど、無知な私にとっては「うーん、女の子が2人で歩いたらあまり良くなかったのかしら」とドキドキするような雰囲気が漂っていたという印象が残っていた。


6年前には何も知らずにただ「通天閣の駅」と降りた新今宮駅に、6年後の今は「ホームレスがいて、その支援に取り組んでいる人もいるまち」と思って降り立った。降り立ってみてから、6年前のあの不思議なまちに再び来たんだなということを思い出したのです。あのとき、何を不思議に感じたのかを確かめたくて、通天閣に向かう道を進んでいったのでした。



駅から降りてすぐに、遊園地があった。経営破たんして今は営業していない遊園地。


6年前に来た時にはやっていたんだったろうなあ・・・と記憶をたどったけれど、ちょっと思い出せない。


DSCN2281.jpg


こぎれいな建物の真中に、ジェットコースターが通っている。ジェットコースターだけは最近までやっていたけれど、ジェットコースター事故が起きたのをきっかけにその運転も終わってしまったんだとか。


DSCN2283.jpg


白井さんから「遊園地の跡の建物で、NPOが活動している」と教えてもらったので、一緒に行った友人と共に、「うーん、一体どこにNPOが・・・?」とウロウロ。



DSCN2282.jpg
傘をさして写真を撮ってしまったので、馬鹿なことに何も見えませんが、後ろには池状のものがあって、使えないようにテープが貼ってある。きっと元は噴水があったのだろうな、という感じ。


建物は全体的にきれいで、まだそんなに古くないんだろうなという感じ。きっと盛況時にはカップルが並んで座っていたんであろうベンチに、缶チューハイを持ったおじさんたちがぽつり、ぽつりと座っている。


以前は確実に「生きていた」はずの遊園地が、今はもう動かなくなってしまっている。確かにそこにいて楽しく遊んでいたはずの大勢の人が、今はここにはいない。世の移り変わりの早さとはかなさを、動かなくなったジェットコースターの線路を見て感じる。雨は降るし、NPOの事務所なんてどこにあるんだかなかなか見つからないし、一緒にいる友人は歩きつかれて眠そうになってくるし(笑)、私はだんだん孤独な気分になってくる。


そうしてようやくみつけた。NPO。


遊園地に付随する建物は、ジェットコースターを中心としてぐるっと丸く作られている。その円周の一角が、NPOに事務所を貸すスペースになっているようでした。いくつものNPOが、一部屋ずつ使っている。芸術関係のNPOや、若者の就労支援をしているNPOなど。


大阪市が、NPOとの協働をやっていた「新世界アーツパーク事業」というものらしい。


「でもあと少ししたらここは出て行かないといけないんです」とNPOの人。詳しくは分からないけど、建物自体を取り壊すとか。


経営破たんした遊園地のことも、新世界アーツパーク事業も、インターネットで調べるとなかなか正確な情報が出てこなくて、なんだか幻みたいな感じですが・・・。


空き店舗部分を有効活用するためにNPOに貸したのかな、とか、新世界アーツパーク事業は、東京で言うならば歌舞伎町ルネッサンスみたいなものだったのかしらとか、色々考えながら、遊園地跡を離れました。


そして通天閣に向かう。


DSCN2284.jpg


うーん、歩いてみるとやっぱり不思議なまち。


DSCN2285.jpg


DSCN2286.jpg


DSCN2288.jpg


店舗みたいなところで、おじさんたちがずらーっと並んで、囲碁をしている店があったり。


飲食店は大体、焼き鳥屋風のカウンターの並んだ小さな店。


そして、食べているものは・・・


・・・おや。これは、私が梅田に降り立って最初に仰天した、串に刺さった揚げ物。看板には「串かつ」と書いてある。そうか・・・大阪でおじさん達が昼から食べている揚げ物は、串かつだったのかと、合点。


上に載せた写真は、6年前にも私が「不思議」を感じたところを写したんだけれど、やっぱり写真じゃうまく伝わらないのですね・・・


 


この「不思議」の気持ちはなんだろう。何か心の奥にチクリとするものがある雰囲気。


自分自身が3歳とか、4歳とか、「物心がつく」という年齢の記憶って、まだらだけれど所々覚えていて、ふとお母さんに抱っこされて入ったお店だとか、セピア色がかって思い出すことがありませんか?そこがどこだったのか、思い出せないんだけど、確かにある人生最初の記憶。思い出すと心がなぜかチクッとするような。その心の「チクリ」に似た気分でした。


囲碁をしたり、揚げ物を食べたり、この地域の中にもいろんな生活をしている人がいる。その日常の風景と、それにはミスマッチな雰囲気のある遊園地・・・。なんだか、人間って不思議だなあとしみじみしながら帰ってきました。


あいりん地区と大阪のホームレス対策については次に関西に行った時にはちゃんと見てきたいと思います・・・。


 


ちなみに、今回の旅行は、授業のゲストスピーカーも施設見学も、旅費は全部自己負担で行ってまいりました。


議員には政務調査費というのがあり、他自治体の試みを視察に行く場合には旅費をそこから出すことができます。今回は茨木市や大阪市の試みも視察しているといえばしているんだけれど、なにせその場その場の出会いによって次の見学場所につながっていったという旅行でしたので、自腹です。それから、以前地域福祉学会の大会で出かけた山口も自腹。


政務調査費を使う場合は、それと分かる形で報告させていただきます。明朗会計を目指します


かとうぎ桜子を育てる会ホームページ

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桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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